星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「赤毛のアン」第2、3話

第2話「マリラ・カスバート驚く」
第3話「グリーン・ゲイブルズの朝」

順調に面白いです。ドラマとしての完成度が高いので、これを見ちゃうと、ほかの作品がかすんで困るかも。

アン・シャーリーがかわいい。確かにマリラの言いぐさじゃないけど、この子が次に何を言い出すのか、気になって仕方がない。その言葉の一つ一つに振り回されている大人たちの様子を見ているのが楽しいです。

一方、なにげにアンの言葉の中に、孤児院での生活があんまりいいものでもない・・・というのを伺わせる部分があって、ちょっと引っかかるようになってますね。

「羽布団でなんて、寝たことなかったんだもの」「2年前に一度だけ、チョコレートキャラメルを食べたことがあって、すごく美味しかったの」「子供の世話をするのは得意なの」みたいな感じで、なんだか苦労しているんだなあ、と思える。

その上、「少し黙っていてくれんかね」と一言叱ったら、今度はきっぱり黙り込んで、何も言わなくなったというあたり、いつも叱られていたんだなあ、と言うのが見て取れるじゃないか。

そういう演出が細かいなあ、と思いました。

マリラが、アンを孤児院に返すと言い張って、彼女を連れて行くとき、「さよなら、おじさん」のセリフにマシュウが走り出して、結局、立ち止まるシーンがある。このシーンで、ちょっともらい泣きしました。セリフにこそ出さないんだけれど、この子を連れて行かないでくれ・・・と言う彼の気持ちが切々と伝わるから。

この先の展開は知っているつもりだけれど、アニメの内容は忘れているので、続きを見るのが楽しみです。次回は火曜日と言うことだから、火曜日から木曜日までの毎日なんでしょうね。そのつもりで、待ちたいと思います。