星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「赤毛のアン」第4話

第4話「アン・生い立ちを語る」

アン・シャーリーの生い立ちなんて、私も初めて知ったような気がする。一応、小学生の時に原作も読んだし、昔、本放送の時にアニメでも見たはずなんだけれど、すっかり忘れていた。孤児院にいたのは、グリーンゲイブルズに来る前のたった半年間だけだったんだね。それまでの間、ずっと無関係の他人の間をたらい回しだったことを知って、軽くショックを受けた。

その分だけ「私をほしがる人なんて、誰もいなかったの」という少女の言葉が重かった。マリラだって、それを聞いて、ショックだったでしょうよ。

演出として、アンとマリラを乗せた馬車が、一度立ち止まるシーンがある。道ばたで顔見知りの奥さんと話をして、「この子を孤児院に帰さなきゃならない」と会話したときに、アンが立ち上がって、さっとその場から立ち去り、長いこと、座り込んで黙っているんだな。その気持ちが伝わったので、見ていてちょっと辛かったです。

「その人たちは、あんたによくしてくれたのかい?」というマリラの問いかけに対して、「よくしてくれるつもりがあったのは確かだと思うわ」と答えるアン。二人はそれ以上、会話しなかったんだけれど、状況だけはよく伝わりました。

これが伏線で、次回に続くんだなあ、と思えたので、続きも楽しみです。結末はもう、わかっているんですが・・・。