星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「アリソンとリリア」第2話

第2話「敵国へ!」

・・・なんというか、いくらなんでも展開が無茶だろ? と思って、頭を抱えたくなった。原作ファンに聞いてみたいんだけれど、本当に原作もこんな感じなんだろうか?

あっさり越境して、隣国に不法侵入するのもどうかと思ったんだけれど、鹿に頭を蹴られてひっくり返った彼氏を、背中に背負ってせっせと運ぶアリソンも、見ていてなんだかなあ、という気分になった。

よくわからないんだけれど、なんかシーンが抜けてませんか? 変じゃない? 飛行機が落ちても大丈夫だったのに、なんで鹿に蹴られて重症なの? 普通、飛行機が落ちた際に、怪我をするものなんじゃないのかな? その方が物語の流れとして納得がいくんですけど・・・。

あと、彼らをあっさりと助けてくれるおばさんも、なんだか変。敵国の人間だって、なんですぐにわかったのかもよくわからないんだけれど、見知らぬ人間を家に入れるのだから、もっと警戒してもいいんじゃないのかな? 怪我をしていたんだから手当をする必要があったにせよ、いつの間にか少年少女の言葉に懐柔されて、最終的に仲良くなってしまう話の流れに、うまくついていけなかった。

少年少女の育ての親であるムートおばあちゃんというのが、どれほどその国で偉人だったのかは知りませんが、寝言をぶつぶつ言っていただけで、彼らの言葉をすべて受け入れて、納得するというお話の流れがどこか変に思える。

挙げ句の果てに軍の制服を着ていれば、どんな建物にも入れてもらえるから・・・などというすごい理由で、もらった制服を着て、新たな旅に出ちゃいましたが、そんなんで、本当に大丈夫なのか? と思って、マジで不安です。

なんか、あまりにも展開が子供だましで、見ていて辛い。いくら何でもひどいだろうと思ったんだけれど、これもやっぱり、原作を読んだ方がいいんだろうか? と、今、ちょっと考え中・・・。

【追記】
本屋で原作を確認してきました。恐ろしいことに、ヴィルがアリソンをかばって鹿に蹴られるシーンは、本当にありました。一応、そのあと、アリソンがヴィルを背中に負って、おばさんの家にたどり着く展開も原作通りなんですね。ずいぶん変なシーンを入れるんだなあ、と思ったけれど、原作通りじゃ仕方がないのか・・・。それとも、そういうのも見せ方次第なんでしょうか? よくわからないけど・・・。