星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「ガン×ソード」第9話

第9話「カルメン故郷に帰る」

うーん・・・。正直、ちょっと微妙。GYAOのレビューで見たけど、二人の女性のどちらにも感情移入できない・・・という評価が、私的には、一番しっくり来る。

もともといじめられていた二人の少女がいて、一人は村を出て行き、一人は村に残った。数年たって再会・・・というテーマを扱うのはいいんだけれど、そもそもこの二人の友情がどういうものだったのか、画面を見ているだけで伝わらない。

久しぶりにあった友人だというけれど、最初から見るからに怪しいし、彼女のことを本当に友達だと思っているのか? という部分が、どうにも・・・。記号だけで「友達」という演出をしているように見えるというか、最初から二人の間には友情なんか全然見えないので、ラストの破綻にも「ああ、そうですか」としか思えない。なんか、全然しらけた気分で見てました。

村人の気持ちもよくわからなくて、もともとここがどんなにひどい村だったのかがよくわからないので、「故郷がこんなにいいところだったなんて」というカルメンの気分にも、「何年もかけてこういうところにしたのよ」という友人の言葉にも、あんまり説得力がなかった。

大体、村を救ったカルメンよりも、村に毒の花をまき散らした友人の方をみんなが支持するのがそもそも変に見える。

そういう部分でつっこみどころの方が多くて、なんだかなあ、という気分になった。もうちょっと人間心理の深みを描いて欲しかったんだけど、ちょっと期待を外しました。次回を待ちます・・・。