第36話「物語クラブのゆくえ」
夏の終わりとともに、少女たちも子供の時間とは別れを告げました。と言う話。その象徴が、物語クラブの破綻だったのかな〜と思うと、ちょっと切ないものがあります。
この作品の特徴の一つが、流れるときの早さを感じることで、1年間のアニメの放映の間に、物語上は5年の歳月が流れるわけだから、アンももう、小さな少女じゃない。どんどん大人の女性になっていくんだ・・・という事実を突きつけられたような気がします。
かつて一緒に遊んだ林はなくなったし、小さな子供だったミニー・メイが学校に通う歳になりました。いつまでも子供ではいられないのよ、という事実。辛いけど、向き合わなきゃならない現実という感じがします。ラストに描かれる夕焼けの風景も、深読みすれば、少女時代という一つの時期が終わりを告げたんだと、そういう意味なんだろうと思いました。