第11話「あるく銅像」
なかなか面白かった。これは秀作。
劇場版にも一部、使われたけど、劇場版ではこの銅像、ほとんど喋らなかったような気がするんだけどなあ。テレビの方では、セリフも多かったですね。
この世界、動物と喋れるだけじゃなくて、町中の銅像まで夜中になると歩き出しちゃうし、同じく人形たちも人間のように動き出すから、ファンタジーしていていいなあ、と思った。
特に博物館に逃げ込んだニルスが、展示してあった船に乗り込むと、そのまま本当に洋上に出て、帆を上げて走っている描写に変わるところが面白かった。現実と虚構の境目がすっと消えるという、こういうのは好きだな。
ニルスはなにげに頭がいいから、いろいろ知恵を使って銅像や人形たちを助けたりする。そう言うところもいいと思います。