星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「魍魎の匣」第1話

第1話「天人五衰の事」

原作は既読だが、4年前のことなので、内容をすっかり忘れてしまっていた。ええと? こんなに百合百合していたっけ? と思って、ちょっと困惑したけど、しかし、彼女たちのセリフには、どうにも聞き覚えがあるし、「君の生まれ変わりが私で、私の生まれ変わりが君なんだ」という話は、確かに京極っぽい感じで、覚えがあった。

改めて聞くと、いかにも10代の女の子が好きそうなロマンチックな幻想で、なかなかかっこいいな〜と思った。「月の光を浴びると」云々も、すてき。こういうセリフを、男の人(原作者)が書いているというのが、なかなか素晴らしいセンスだと思う。

どこか宝塚的な雰囲気を残していて、原作を文章で読んだときよりも、アニメで映像を見せつつ、声優さんに朗読してもらった今回の形の方が印象が強くて、かっこいいなあ、と思った。

作画も気合いが入っていて、なんだか絶好調という感じでした。キラキラですよ。百合にこんなに力を入れてどうする? という感じですけど、そこに一番力を注いだように見えます。

列車が止まる。乗り合わせていた木場さんが登場。「何があったんだ?」と問い合わせて、駅のホームで泣いている頼子と出会うところで、続く・・・という感じですね。

試しに原作の冒頭を読み直してみたら、大体、その流れは原作通りという感じ。丁寧に作っているみたいで、好感が持てました。

この調子で続くなら、続きも楽しみです。細かい内容はほとんど忘れているから、新鮮な気分で楽しめそう。次回を待ちます。