星の原休憩所

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「アルプスの少女ハイジ」第34話

第34話「なつかしの山へ」

もうこれが最終回でもいいんじゃないかと言うぐらい盛り上げて、感動させてくれました。おじいさんとの再会。いやあ、個人的には「クララが立った!」シーンよりも、こちらの方がずっと名場面なんじゃないかという気もします。それだけまあ、フランクフルトの展開が辛かったせいだけど・・・。

セバスチャンに連れられて、アルムに戻ってきたハイジ。列車を乗り換えて、少しずつアルムに近づいてくるドキドキ感を彼女と一緒に味わった気がします。いよいよ山が見えてきて・・・と引っ張るあたりが、なかなか上手いかな〜。

個人的には、セバスチャンとおじいさんがどんな会話をするんだろう? と思って、楽しみにしていたんだけれど、村まで着いたところで、「もうここからは一人で戻れるわ。ありがと、セバスチャン!」とばかりに、二人は別れてしまったので、それがちょっと残念でした。セバスチャンの出番はここまでか・・・。いいキャラだったんだけどなあ、彼・・・。まあ、その分、今回は、セバスチャンの素直な思いをいっぱい聞けてよかったんですけど。

ペーターの家に立ち寄って、おばあさんとの再会を先に果たすハイジ。いや、もちろん、このシーンも良かったんですけど、おじいさんのところに行かなくていいのか? とそこが気になって、その辺、本当に引っ張りました。

ゼーゼマン家で着せてもらったきれいな服と帽子と靴を、ペーターの家ですっかり脱ぎ捨てちゃったハイジ。この辺の解放感が良かったですね。都会のにおいのするものを、みんな捨てて、おじいさんの元に戻ってくる。なかなかいいシーンでした。よかったです。