星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「アンの友達」 ルーシー・M・モンゴメリ

小説・一般43.「アンの友達」 ルーシー・M・モンゴメリ 新潮文庫

タイトルこそアンの友達だけれど、直接彼女の友達と言うよりは、同じ世界に住んでいる人々の物語という感じの短編集でしたね。

12本の短編が入っているけど、どれもなかなかよかったです。ほのぼの感動系かな。キリスト教的な奇跡もちらっと入っているのが、さすがに向こうの作家の作品かも知れない。これも、神様のお導き・・みたいな感じで。

ケンカ別れした男女が、十数年たってからよりを戻すというパターンがやたら多いのは、この作家の癖なんでしょうか? ずっと後悔していたのよ・・・という物語。そういうパターンが昔は多かったという話なのかな。あまりに何回も出てくるので、それが何となく、気になりました。