第５０話「一本の道」
１時間以上のスペシャルをくんでの最終回。それだけ視聴率が良かったんだなあ、としみじみしました。
物語自体は、もう終わっているようなものだし、今までの総まとめと、後日談という感じかな。主人公二人の最期を丁寧に描いたという感じでしょうか。帯刀さんの裏返った声の演技はなかなか良かったです。あと、彼さえいてくれれば、歴史が変わったかも知れない・・・と言う話を少し入れてきたところも。
印象に残ったシーンとしては、「薩摩からのお客様」として、母親とお兄ちゃんが訪ねてきてくれるところかな。篤姫はもう二度と薩摩に帰ることがなかった・・・と言う設定なのは、前にナレーションで聞いていたから、彼らとももう会うことはないのかと思ってましたが、それが思いがけなく、めでたく再会したから、ああ、よかったねえ。としんみりと思えたというか。
回想でお父さんが出てくるところも良かった。何のかんの言って、物語の前半を支えたのは、あのお父さんだと思ったのよ。
想いのつながりについてのテーマを香木で語るところも良かったし、きれいな最終回だったと思います。全体通して、いい作品でした。見て良かったです。
