第2話「ジェノバの少年マルコ」
ジェノバの町での人々の生活ぶりが丁寧に描かれる。町の路地を抜けていくマルコ。狭い路地に馬車が入ってくるので、マルコがぎりぎりでよけていったり、階段を上がるときにおばさんを待って、先に通してあげたりする描写が入っているのが細かいなあ、と思った。
またマルコが一生懸命、家の手伝いをしている姿が微笑ましい。またよく働くんだ、この子・・・。一家の主婦役を一手に引き受けている感じだよね。お母さんの代わりは僕がやるっとそんな健気さもかいま見えるんだわ。バケツで水をくんだりするのも細かかった。本当に重そうに運ぶんだもの。
また船や馬車や、そういう乗り物がやたら出てくるのも、後々の宮崎アニメに近いものがあるなあ、と思いました。「ホームズ」とか「ラピュタ」とか、そう言う作品をちょっと思い出したというか・・・。雰囲気は継承しているよね。
第1話には登場しなかったアメデオが、当たり前のようにうちにいるのもちょっとメモ。あれから1年後という設定らしいけど、アメデオは兄さんがもらってきたんだったかな〜。その辺の説明もいずれ入るんじゃないかと思うんだけど、どういう設定だったか忘れているので、ちょっと楽しみです。
とにかく、この家庭にはもう普段は、お父さんとマルコが二人きりで暮らしているんだね。というのはよくわかった。兄さんは兄さんでもう仕事に出ているらしい。機関士の見習い・・・みたいなことを言っていたけど。
そう言う情報を出しておけば、のちのち、お母さんのことを探しに行けるのは、この家庭にはもうマルコしかいないんだって、その辺の事情を察することは出来る。なんにせよ、いろいろ丁寧に作ってあります。
次回も楽しみです。