星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「母をたずねて三千里」第17話

第17話「赤道まつり」

フォルゴーレ号でのマルコの生活ぶりが丁寧に描かれる。蒸気船の描写が細々と丁寧なのと、船の男たちがみんないい人なのは、なんだか後々の宮崎アニメに通じるものがあるなあ、と思いました。「未来少年コナン」というか「天空の城ラピュタ」というか、どこかその辺を思い出す。

特に「海坊主」に化けて、マルコを脅そうとした船員たちの化けっぷりはかわいくてよかったな。こういうのが昔の宮崎アニメかな〜という感じがするのね。あと、マルコの釣り上げた魚をみんなで食べるところとか。

いつも甲板で本を読んでいる女性が、なにげにちらちらとコメディタッチで出てくるところもいいなあ、と思いました。こういうキャラをさらりと出すところがいい感じ。

まあ、マルコのお母さんに変装するエピソードだけは、さすがにやりすぎのような気もしましたけれど、少年の怒った姿はちょっと可哀想で、その分、早くお母さんに会えるといいね、とこちらに思わせることには成功していると思います。

こういう船旅は楽しそうでいい。マルコと一緒に旅を楽しんでいる気がします。続きも楽しみです。