第13話「思い出のリトルジャパン」
ようやく少し余裕が出来たので、自分で持っているDVDの視聴再開。買ったからには、全部見なきゃと思っている割に、なかなか暇が作れないんですね。普通、今、録画している作品(HDDの中に入っている作品)が優先になっちゃうから。
で、「バルディオス」だけど、今の視点で見ると、未来都市の風景とかかなり安っぽくて、それだけでも萎えるんだけど。敵のメカもいかにもおもちゃなんで、恥ずかしいし。
お話は、月面に日本が開拓した都市があって、それがリトルジャパン。しかし、時代の流れの中で見捨てられた都市。若者はみんなそこを離れて、しかも事故で死んじゃった。残っていたのは、開発当時からいた年寄りばかりで、自分たちの子供や孫に似せたアンドロイドたちと暮らしているというもの。
なんか、設定が、いかにものどこかで見たようなSFだなあ、と思った。しかし、リトルジャパンを離れた若者たちの中で、唯一の生き残り(その当時で赤ん坊だった)雷太が、自分の両親に似せたアンドロイドと再会したり、彼らがなにげに助けてくれて、しかも最後には爆発で吹っ飛んでしまう展開などには、結構、悲劇性も出ていて、この作品らしかった。
つっこみどころはいろいろあるんだけれど、まあ、こういう子供向けのアニメの中に、そういうSF設定をいろいろ入れたかったんだなあ、という作り手の主旨は何となくわかる。
私も昔は、SFを書いていて、こういうドーム型の開発都市に人間とアンドロイドが共存している物語とか、書いたことあったんだよね。そういう世界観は、結構好きだったなあ、とちょっと懐かしかったです。