第18話「大地の果て」
よかったです。さすがに評判になっていただけあって、この話は、マジで泣けました。汐がトイレで泣いているところもううっと思うんだけれど、朋也が泣いているところは、さすがに辛いですよ。彼の悲しみの深さが、直に伝わってくる感じで、切ないです。
最初、Aパートの方あたりを見ていたときは、見ながらちょっとドキドキしていたのは、あまりにも汐ちゃんがいい子で、聞き分けがよすぎるので、子育て中のお母さんが見たら、手厳しい評価を下すんじゃないかな〜とか心配になったというか。あんまりリアルな子供らしさがないんじゃないか? とか、そういうところが気になったというか。
特に、汐一人を遊ばせておいて、朋也一人がその場を離れちゃったときなど、おいおい、あんな小さな子を一人にしちゃダメだよ〜とか、つっこみを入れる人がいるんじゃないかとか、そういうのが気になったんだけど。
しかし、そのあとの怒濤の展開というか、朋也自身の過去と汐の姿が、重なり合いながら、写されていくと、やっぱ、見せ方で負けたというか、さすがに演出が上手いなあ、と思いました。
狙いすぎだとわかっていても、「パパが買ってくれたものだから」と汐ちゃんが言うところで、ううううっとくる感じです。
とにかくよかった。感動させてくれました。もう、ここで最終回でもいいくらいだと思った。(ちなみに、出崎版は、ここで終わります。正確には、旅に出る前のところで終わるんだけれど、そっちの方も見せ方、上手かったですよ)