星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「宇宙戦士バルディオス」第17話

第17話「裏切りと暗殺の旅路(前編)」

慣れてくると、だんだんこの80年代の古くさい絵でも平気になってくると言うか、むしろ、快感になってきた。とにかく、この話の暗さ、重さがたまらなくいい。ブルーフィクサーも決して世界連盟に信頼されているわけではない。むしろ、煙たがっている連中の方が多いという事実。ともすれば、ブルーフィクサーとマリンを追い出したがっているというのが現実で、そこをアルデバロンがついてきたという話。

世界連盟が開発した新しいロボット。これの活躍によって、ブルーフィクサーは用済みに追いやられていくんですね。どうやら、敵はそれをわかっていて、わざとこのロボットには負けるようにしているらしい。

そんなこんなで、とうとう異星人のマリンを追い出せと話が強まって、マリンは追放の憂き目にあう。そこを狙って、今度はアルデバロンの方から近づいてきて、「地球人がお前に何をしてくれた? 結局は、S1星人のお前を利用するだけ利用して、今度は殺そうとしたではないか? 我々のところへ戻れ」と声をかけてくる。

この手のパターンって、使い古されているかも知れないけれど、地球とS1星の狭間に立って、追い詰められているマリンの状況がよく伝わってきて、くらくらしますよ。どんなに地球のために頑張っても、地球人は認めてくれたりはしない。

この辺に流れる音楽の切なさと、マリンの辛そうな表情がいいの〜。このシチュエーションは、やっぱり萌えるわ〜。あああああっ、かわいそうっ。

さすがにこの話は、何となく記憶に残っていた。次のセリフは、こうじゃないか? と思ったら、その通りにしゃべったから。よほど、好きだったらしいな>中学生の時の自分・・・。

後編に続いているので、次回を待ちます。楽しみです〜。