星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「宇宙戦士バルディオス」第19、20話

第19話「亜空間に架ける橋」
第20話「甦った悪魔(前編)」

彗星が地球にぶつかる危機が迫っている・・・と言うパターンは、この時代ならではかな〜という気がした。どうもそれは松本零士のせいじゃないかという気もするけど・・・。「ヤマト」「999」「千年女王」あたりの洗礼を受けると、なんかこう、宇宙の彼方から彗星がやってきて、地球にぶつかるのは、人類絶滅の危機で、ものすごい怖いことのような気がしていた。最近は、そういう作品はほとんど見ないね。今の子供は、彗星を怖がったりはしないのだろうか? そんな危機を救うために、老いた科学者を含むみんなで頑張る話>19話。

東西の冷戦の傷跡が、この時代にも残っていて・・・という説明が入ったのも時代を感じさせる。ベリシア平原というのもなんかそれっぽい名前だけれど、そこに秘密基地があって、当時の核ミサイルが隠されていたらしい。それを発見した兵士たちが、その場所を陣取って、第三帝国を作り出した。

世界連盟もアルデバロンも、彼らへの対処に困って、それぞれで彼らを抹殺する使命を帯びた部隊を用意する。アルデバロンからはアフロディアが行き、世界連盟からはマリンが行く。それぞれの部隊は、同じ目的を持っていながら殺し合って、結局はマリンとアフロディアが二人きりになってしまった。そんな感じで前編が終わりました。>20話。

細かいところをつっこんでいくと、きりがないほどなんだけれど、それぞれの物語の言いたいことは何となくわかる。
悲劇的なドラマもいい感じだし、特に20話は次回へ引いて終わったので、続きも楽しみです。