第33話「破滅への序曲(後編)」
DVDのみ収録のTV未放映話数。純粋に打ちきりになった最終回の続きですね。確かにちゃんと1話分のフィルムとしてできあがっている。一番最後に、洪水によって変わり果てた地球の地形と、S1星のそれが同じだという事実に気づいて、ガットラーが愕然とするところで、続くになっている。その辺の展開は、劇場版とまったく同じなんだけれど、テレビ版の形で見れたのは、新鮮で嬉しかった。
津波によって世界各地で人々が死んでいく。過去、登場してきたキャラクターが、みんなこの津波の犠牲になったんだという事実を突きつけられたのは、さすがにショックだった。「幸せになれよ」とばかりに別れたオリバーの妹夫婦や、やっと再会できたはずのジェミーの父親、マリンが一度は救った命であるところの世界放送のエミーさんなど、みんな死んでしまうのはさすがにきつい。
世界連盟のモーガン代表も死んでしまいましたが、ここはちょっと疑問の残るところ。責任者なんだから、最後まで生き延びて戦うべきだったんじゃないかという気がしないでもない。
予告を見たら、次回で月影長官が死ぬことになっていたので、それもびっくりした。え? 死んじゃうんですか? 劇場版では生き残ったような気がしていたんだけど、どうだったかな〜??
あと、人々が死んでいくのも辛かったが、ブルーフィクサーの隊員たちが、バルディオスで家族を助けてくれとマリンたちに詰め寄り、それをいさめようとした雷太に向かって、「家族のいないお前に、おれたちの気持ちがわかるもんか!」と叫んでいたこと。これも結構、きつい描写だなあ、と思った。
さすがに、この作品らしい容赦ない展開だ。次回で未放映フィルムも終わりのはずだから、続きも楽しみにしてます。