星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

安彦良和監督「ヴイナス戦記」

映画7.安彦良和監督「ヴイナス戦記」(日本・89)

原作は未読。

面白かった。これはお話よりもむしろ、アニメとしての作画がものすごいなあ、と思いました。まあ、作画についてとやかく言うと、そういう目のある人から、異論はあるかもしれませんけど、いや、だって、爆発のシーンとか倒壊する建物のシーンとか、次から次へと攻撃されて、よけていく単車の動きとか、めまぐるしく動いていて、それだけでもすごく見応えがありました。

音楽もすごくかっこいいし、間に入る挿入歌もよかった。特にラスト近くに流れた女性ボーカルの曲は、手に入るものならCDが欲しいと思いましたよ。カラオケで歌ってみたい。(←無理は承知で言ってみる)。まあ、確かに80年代風という感じは残るんだけれどね。

難点を言うなら、主役の声優が下手だったことかな? ほかはベテランで固めていたんだけどねえ。池田秀一がなにげに出てきたときには、あまりにはまっていて笑っちゃいましたが、塩沢さんの登場は素直に嬉しかった。ああ、こんな役もやっていたんだ〜と思って・・・。

あと、戦いの決着の付け方には疑問の残るところでした。将軍・・・たかが一兵卒相手に、そんなにムキにならなくてもよかったんでは? そのせいで、こんなことに・・・とちらっと思った。

まあ、その辺を気にしなければ、十分に楽しめました。よかったです。

http://www.gyao.jp/cinema/roadshow/sakuhin/?id=18011