星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「メジャー(第1シリーズ)」第9話

第9話「一人ぼっちのマウンド」

確か、前回の視聴は、この話数を持って、見切りをつけたんだった。その時の気持ちも少しだけ思い出したんだけれど、私はこういうきれい事の友情物語が嫌なんだって言うこと。

吾郎は、沢口くんのことをいじめっ子いじめっ子、と言うけど、お前の方がよほど生意気じゃん。自信家なのはわかるけど、ある種、協調性のない、嫌な奴に描かれていて、チームメイトのみんなが「もうやめた〜」と試合を投げちゃう気持ちの方がよくわかるんだ。

にもかかわらず、そのままじゃ物語が進まないからと言って、怒っていたはずのチームメイトが「まあ、もういいよ」「一緒に試合、頑張ろうぜ」みたいな感じで、ワンマンな吾郎をあっさりと許し、無理矢理、いい話としてまとめ上げている展開が、なんだか見ていて、ちょっとむかつくんだわ。

ましてや、小森くんが「やっぱり僕より吾郎くんがピッチャーだよ」とばかりに、にこやかに笑ってグローブを彼に返してしまうのは、ええええっ? なんで? と思った。

吾郎みたいな奴は、もうしばらく自己嫌悪を続けて落ち込んでいてもいいんじゃないかと思ったよ。小森くんの方がピッチャーをちゃんとやれるんだって、その彼の良さを吾郎くんなりにもっと学び取ってから、みんなに謝って、自分から頭を下げて、「もう一度俺に投げさせてくれ」と頼むべきなんじゃないのかな〜。そこまでしたなら、もう少し納得したよ。

要するに、それが嫌だったから、以前の私はここでこの話を見るのを止めたんだな〜。と思いだしたけど、とはいえ、ここで切っておきながら、この試合がこの後どうなったのかを私なりに気にしていたのは間違いない。続きも気になるから、次回の展開を待ちます・・・。