小説・一般28.「アンの幸福」 ルーシー・M・モンゴメリ 新潮文庫
サマーサイドで過ごしたアンの3年間の生活を描く。ギルバートとは婚約中で、遠距離恋愛のため、せっせと手紙を書いているんだけれど、その手紙で物語がつづられているんですね。こういう出来事がありました、と言う話。
正直、ここまでなんでもスムーズに進むと、ちょっと出来過ぎじゃないかという気もしたんだけれど、サマーサイドのたくさんの人たちのいろいろこじれていた人間関係が、アンのちょっとしたお節介によってどんどん解決していくのは、ある意味気持ちがよかった。特に小さなエリザベスには、本当によかったね、と言ってあげたい気持ちになりましたよ。面白かったです。