映画15.庵野秀明監督「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」(日本・09)
なんというか、演出や見せ方はいつもの「エヴァ」だなあ、と思って、着いていくのに一苦労したんだけれど、お話の部分はすっかり変えてきて、物語の方向性は、前作とは逆になっているんだなあ、と言うのは感じられた。
アスカの気持ちが伝わりやすかったので、ずっと彼女に感情移入しながら見ていたし、その分だけ「今日の日はさようなら」の破壊力は強烈だった。この曲をここで使うか〜と思って。
今回は、綾波の方が目立たなかったので、「翼をください」のシーンではむしろ、これじゃアスカがかわいそうなんじゃ? とちらっと思ってしまったが、「私が死んでも代わりはいるもの」の言葉をひっくり返した部分に関しては、好印象かな?
カヲルくんは、出番こそ少ないものの、いちいち強烈なセリフを放って、印象に残りました。ラストの一言は、特に凄かったなあ。今回は、加持さんまでシンジくんに・・・というシーンがありましたが、あれは、女性ファン向けのサービスだったんでしょうか・・・?
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