第13話「エンドレスエイト」
順調に面白い。大体、こういう話なんだろうなあ、というのは、予想のうち(と言うか、他人様の感想を読んでいて、大体見当がついてしまった)だったが、具体的に、1万回以上、500年以上ものリピートだと言われると、さすがにビビったかもしれない。
「ビューティフルドリーマー」も「繰り返し」ネタではあるけれど、実は何回繰り返していたのかなんて話は、物語の中に全然出していなかったからね。
その1万回、500年もの間、黙って繰り返される夏休みに延々とつきあっていた長門さんは立派。と言うか、あまりに気の毒ですよ。ハルヒの気持ちはどうでもいいが、なんとか長門さんを救ってやってくれ、キョン〜と言う気分にはなりましたね。
「ゼーガペイン」の繰り返しネタの時も思ったけれど、これって気づいていないうちは何も知らずに幸せだから、それを知ってしまった人たちこそが、無間地獄の悲劇の対象だと思う。恐ろしい。普通の人間なら、気が狂いますよ。まあ、彼女は普通じゃないからいいのかも知れないが、それでも・・・。
演出として、どこか画面をぼやかして、これが「夢の中」だと表現した描写は気に入ってます。この悪夢から、どうやって目覚めるのか、次回(?)完結編を楽しみにしてますよ。さて、名作「ビューティフルドリーマー」を越えることが出来るのか? ということで・・・。