星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「ふたつのスピカ」第12話

第12話「ふたりの星はっぱ星」

順調に面白いけど、かさねちゃん、いくらなんでもかわいげなさ過ぎ〜。なんでまあ、こんな女にへこへこして、「友達になってくれ」と頼まなきゃならないのか、アスミの気持ちがよくわからない。当時にして、流行のツンデレを入れてきましたという感じなのかな? 番外編にしても、妙な位置にあるなあ、と思った。

この場合、母親も必要以上にきつい嫌みな性格だったので、この母にしてこの子ありというところなんだろうけどね。つんつん、とんがっている感じがよく似ている。実際、現実の女性にもこういうタイプは多いんだが、私の一番苦手な人たちだわ。

アスミとかさねちゃんの関係を見ていると、女王様とその奴隷のように見えて、何となく気分が悪い。友達なら、もう少し対等の立場になればいいと思うんだけれど、素直じゃないかさねちゃんと、だれにでもいい顔をするアスミという関係だから、どっちも好きな子供達じゃないなあ、と思った。

これで感動させようという演出は、悪いのは二人を会わせようとしなかった大人(かさねちゃんの母親)であり、子供達の方は悪くないんです、と言わんばかりで、すごく嫌な気分だ。もう少し、アスミとかさねちゃんの間にドラマを作れなかったものかと思う。

普通に考えて、女王様のかさねちゃんがひどい言葉でアスミを傷つけた時点で、そのことを反省して、かさねちゃんがアスミに謝りに行くぐらいのことはしてもいいと思うよ。たとえすれ違って、会えなくてもいいからさ。

彼女が自分からなんの行動も起こしていないのに、奴隷のアスミちゃんは、自分の気持ちが満足するからと、葉っぱを持って駅まで会いに行くんですか。わたしはこういうの好きじゃないな〜。かさねちゃんの方がアスミに謝るべきなんじゃないの? かさねちゃんの方が、アスミに別れの記念を持って行くべきなんじゃないの? 「ごめんね」って。その方が、私は感動できたと思う。

まあ、はっぱを星に見立てるというのは、何となく気に入ったけど・・・。紅葉した木々の描写はきれいでした。

猫の描写だけ妙にマンガっぽいのか、謎の演出でありました。それで浮いていないのは、なんか不思議な感覚でしたね。

とりあえず、次回を待ちます〜。