星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「ふたつのスピカ」第20話

第20話「明日を見つめて」

・・・おそれていたことが現実になったというか。ええと。マジで、マリカの謎を、まるっきり投げっぱなしにして終わらせるとは思わなかったよ・・・。知りたい人は原作を読んでください商売なのかな? それとも、放送の時点で、原作でも謎のままだったとか?

まあ、セリフから察するに、たぶん、クローンのことなんだろうけど・・・。違うのかな〜? よくわからないまま、終わってしまいました。それが残念です。

マリカの秘密がわからないと、彼女の孤独にいまいち感情移入できなくて困るんだけれど・・・。そこがはっきりしないと、アスミが彼女にかまう気持ちにもはまれないし、なんだか全体的にもやもやが残った作品でしたね。

そもそも、人はそんなに宇宙へ行きたいものでしょうか? 私としては、そこから疑問を挟みたい。私らより上の世代には、アポロの月着陸ショックがあるらしくって、これからは宇宙の時代だ! と思いこんだ人たちが多いらしいんだけれど、私個人の話をすれば、チャレンジャーの爆発事故の方が、よほど強烈に印象に残っているのですよ。すなわち、シャトルというのは爆発するものなんだって。そう言う印象。私はあの時、スペースシャトルみたいな危険な乗り物には、将来的にも絶対に乗るまいと思いましたね。

この作品は、その恐怖を冒頭からまざまざと見せつけちゃったから、そのトラウマを乗り越えて、なお、宇宙に進みたいという話に持って行くには、かなりの部分で、アスミの気持ちに説得力がなくちゃいけないんだと思いますよ。私はどうにもはまれなかったな。

とりあえず、私が宇宙に行くためには、軌道エレベーターの開発が一番有効かも知れません。エレベーターで宇宙に行けるなら、そっちの方がまだいいな。まあ、私の生きているうちに実現できるとも思いませんがね。とりあえず、シャトルだけは、絶対に嫌です。結構、本気。そこまでして、宇宙に行きたいとは思わないんです。星は、地上から見上げてこそ、美しいんだと思いますよ・・・。それが実感。