小説・一般2.「涼宮ハルヒの憂鬱」 谷川流 角川スニーカー文庫
アニメは、先日の「改めて放送」を全部チェック。改めて、原作に興味がわいたので、読んでみました。
読んでみた感じ、自分的には、アニメよりも小説の方がいいなあ、と思いました。アニメだと、絵や声のイメージが固まってしまうのだけれど、小説の方が、それがないぶん、想像の幅が広がります。私の受けた印象だと、朝比奈さんとキョンは、アニメとはちょっとキャラが違う感じがして、その分、原作の方に軍配が上がります。アニメはアニメでよかったから、それはそれでいいんだけれどね。地の文が、純粋にSFしているところがいいなあ、と思いました。
ところで、原作を読んで初めて気づいたんだけれど、そう言えば、キョンの本名って出てこないんですか? これも何か重要な伏線でしょうか? アニメでも、そう言えば、本名を呼ぶシーンなんて、まったくなかったんだわ。
本名を名乗ろうとしたとたんに、「こいつのことはキョンでいいわ」とか「こっちはキョン」とハルヒが横で言ってしまうので、本人がそれをしゃべっているシーンはなかったんだなあ。初めて気づいた。
気づくと、妙に気になりますね。なんで、意図的に隠しているんだろう? 長門さんも古泉も、キョンのことは「あなた」としか呼ばないし、他の人はみんな「キョン」または「キョンくん」と呼んでいたんだ。なんだろう? 何か、深い意味でもあるの??
そう言うところも含めて、気になるので、順次、続きを読んでいきたいと思います。続きも楽しみです。