第23話「ベス!思いがけない贈り物に大喜び!」
ベスへの贈り物と言ったら、ピアノだろうなあ・・と思っていたので、どうやってそのシーンを持ってくるのかずっと楽しみにしていたんだけれど、ラストのぎりぎりまで引っ張るとは思わなかった。
ローレンスの屋敷にピアノがあったのは覚えていたんだけれど、ローリィの母親がピアニストで、ローリィまでピアニストをめざしていたなんて設定、原作にあっただろうか? と思って、考え込んでしまった。その辺も、そのうち、原作を改めて確認してみようと思う。
しかし、ピアノを弾きつつ、泣き出してしまうローリィには、やっぱりちょっと違和感があるなあ。こんな子じゃないって、どうしても思ってしまうので・・・。
とはいえ、それは原作ファンとしてのこだわりであって、それを抜きにすれば、このアニメはアニメなりにちゃんとドラマしていて、破綻もしていないし、面白かった。特に、エイミーのケーキで口を汚して気づいていないあたりのエピソードは面白かったし。
誘われたにもかかわらず、「私は行かないわ」と臆病さを見せるベスと、それでもピアノの音に聞き惚れて、ついつい、隣の家のそばまで行ってしまうと言うのは、気持ちが伝わって、彼女らしいなあ、と思いました。ピアノを弾きたいという思いと、怖くて、人に近づけないその気持ちが葛藤しているところがよかったです。
ラストシーンは、もっと見せ場として盛り上がるかと思ったけれど、結構、あっさりと流しちゃって、これはこれでいいけど、ちょっと期待しすぎたかな・・・という感じ。
ローレンス氏は、怖そうに見えて(そんなに怖そうにも見えないのが本音だが)実は、やさしいというスタンスで、続けるみたいね。
これはこれで順調に面白い。続きも楽しみにしてます。