星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「トップをねらえ!」第6話

第6話「果てし無き、流れのはてに・・・」

やはり、一番いいなあ、と思うのは、この最終話だな、と思った。40代を過ぎた方が、お姉様は魅力的だと思う。まあ、もともと黄色いリボンをつけた姿が嫌だったのもあるんだけれどね。落ち着きを持った大人の女性という感じがして、こちらの髪を切ったバージョンの方が好きだ。視点を完全にノリコからカズミに移して、時が流れていることを表現しているのもいい感じ。

宇宙へ上がるのにロープウェイを使って、広告を張り巡らせているのは、いかにもガイナックスらしいんだけれど、その辺の細かいアイディアの部分は面白い。これが出来るのも、この作品ならではだったと思う。

1万2千年のタイムスケールは、やはり大きいし、この作品を評価できるとしたら、やっぱりSFとしてだろうなあ、と思う。SF作品の中で、こういう形の時間ものって、意外とアニメでは少ないし、たまにあっても、あんまり目立たないので、貴重と言えば貴重。特に、同い年だったはずの友人同士の間に、どんどん年齢差が開いていくのは、時の流れの残酷さを示すし、時間ってなんだろうと思う。こういうネタは、やっぱり好きです。