第９話「依依恋恋」
この世界、狂った人たちが多いとは思っていたが、矢霧姉弟の狂いっぷりもまた尋常じゃないなあ、と思いました。姉も姉だし、弟も弟だし、ストーカー体質は、遺伝ですかね？ セルティの首を外国から持ち帰ったというおじさんも、未登場ではあるけど、かなり普通じゃなさそうな感じ。「首に惚れる」設定を見ると、なんとなく「魍魎の匣」を思い出します。
「（ストーカーは）相手を守ってやっていると思っているそうですよ」という臨也の一言は、結構、強烈に響きました。手厳しいけど、まっとうなことを言っているじゃん。辛辣だけど、鋭いんだよね、この人。オセロとチェスと将棋が入り交じった盤面が印象的。この人の中には、この人なりのルールがあるのだろうか？ それを盤面のごちゃ混ぜ感で表現した方法が、面白いなあ、と思いました。これも原作にあるのかな？
セルティが反応したと言うことは、やっぱ、彼女の首は、本物と言うことで、本当に首と死体とをつなげちゃったと言うことなんだろうけど、想像すると、結構、グロい。杏里の友達は、結局、殺されていたと、そう言うことなんだろうね。杏里はずっと、彼女を捜していたというのに・・・。背格好だけは覚えていたから、池袋で人違いしたと、そうつながるのか。
しかしまあ、帝人くんも、ずいぶんやっかいなことに首をつっこんじゃったようで、大丈夫か？ この子・・・。と、かなり心配になった。だって、一番、弱そうなタイプに見えるからさ。その辺、このことを知ったら、紀田くんがどう反応するのか、今から非常に楽しみですよ。わくわく。次回を待ちます。
