第31話「ロシュフォールを救え」
なんだかなあ、どう見ても、ダルタニアンとミレディのカップリングはそぐわないよねえ、と思う。ミレディがダルタニアンの持ってきた花に心打たれたというのは、わからなくもなかったんだけれど、「よくも人の心をもてあそんでくれたわね」というセリフを、ミレディに言わせちゃいけないと思うんだ。大体、あんたにそのセリフを言う資格はないだろう? という気がする。
先走って、早く攻撃を仕掛けましょうと、ロシュフォールに対して意見したり、いちいち小生意気な口を利くダルタニアンは、やっぱりどうしても好きになれない。後半部分で、「だったら、自分でやれば?」と拳銃をわざと遠いところにおいて、嫌がらせをしているダルタニアンには、心底、うんざりした。素直ないい子なのが取り柄だと思っていたんだけれど、実はそうでもなく、結構、根性が悪いじゃないか。緊迫した場面でもあったことだし、ギャグだとしてもあんまり効いてなくて、笑えないなあ、と思った。
一方で、意外なところで男を見せたのが、マンステールだったと思う。ただの脇キャラの割に、妙にかっこいいところがある。これでも軍人なんで、これが私のつとめですと、怪我を押して、頑張るところはいいなあ、と思った。気に入ったよ。
ピンチという状態で続くになったので、次回を待ちます。この調子だと、ダルタニアンも一緒につかまりそうだけれど、さて?