星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「「農業」という生き方」 永峰英太郎

小説・一般36.「「農業」という生き方 ど素人からの就農入門」 永峰英太郎 アスキー新書

やりたいと思ったことをやってみて、なおかつ続けている人たちの生の話が聞けて、面白かった。どういう風に思い立って、始めてみたか。どういう状況から入っていったか、人それぞれの物語があって、そう言うのを読めたのが貴重だったと思う。一人の人の話だけじゃなくて、何人もの人に取材してあるから、複数の体験談が読めるのがいいと思った。

自分でやれるかどうかは別にしても、自治体や企業が、そう言う人々を応援しているという話が聞けたのも、よかったしね。

「乳牛は、出産しないと乳を出さないから、年に一度は、必ず子供を産ませるし、それも仕事のうち」と言う畜産農家の話が、なるほどと思った。前から不思議だったんだもの。牛なら、子供産まなくても乳だけ出すのか? と思って。やっぱ、そうじゃないんだね。ってことは、「アルプスの少女ハイジ」の描写がウソだったんだ。ヤギだって同じでしょ? 普通、動物は、子供を産まないと、乳なんか出さないんだよ。乳を取ろうと思ったら、必ず、子供を産ませなきゃダメなんだって、そういうこと。

#どう見ても子ヤギなんかいないのに、乳だけ搾っていたような気がするんだ>「アルプスの少女ハイジ」。(アルムおんじの山小屋)