星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「海月姫」第5話

第5話「私はクラゲになりたい」

「人間は、服装だけでこんなに変われるんだよ!」「人間を見かけで判断するような連中と戦え!」「戦うためには、それなりの格好が必要だ。鎧を身にまとえ!」

このメッセージは、胸に響きました。それなりの格好が、実は鎧だったとは気づかなかったな。鎧を身につけていないから、攻撃されるのか・・・。なるほど・・・。

私も容姿コンプレックスが相当に強いから、EDを聞きながら泣けましたよ。結構、来るものがありますね。

月海の想いが切なかった分だけ、本人を前にしてあの兄ちゃんが全然気づかないあたりで、かなりむかついたし、その分だけラストの蔵之介の言葉が胸に響いた形。その辺、よくできてました。

クラゲとなって沈んでいく心理表現は、好きです。

どうも「リボンの騎士」を思い出すんだけれど、この場合の月海は、サファイアが目の前にいるのに、自分の思い人である亜麻色の髪の乙女と同一人物だとぜんぜん気づかない隣の国の王子さま・・・と同じ状況にあるんだなあ、と思いました。少女マンガの古典ですね。