小説・一般5.「深夜特急」第6巻南ヨーロッパ・ロンドン 沢木耕太郎 新潮文庫
いよいよ、旅の終焉・・・。が、描かれるのかと思ったら、まだまだ旅は続いていくようで、この先も読みたい、と思ってしまいました。しかし、よくもまあ、香港から入ってロンドンまでちゃんとたどり着けたなあ。波瀾万丈の旅の模様が面白かったです。
イタリアでの「バスはないよ」攻撃にも笑ったけれど、スペインもポルトガルも、どこまで行くんだよ〜と言う感じで楽しませてもらいました。
やっとロンドンに到着したところで、「中央郵便局から電報を打つ」という最初からのネタに、自分も踊らされていたことに気づいたときには、気持ちよく「だまされた〜」と思うことが出来ました。どこか変だな、と思ってはいたのに〜。