星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「ゲッターロボ號」第4巻 石川賢、永井豪

コミック92.「ゲッターロボ號」第4巻 石川賢永井豪 大都社

ゲッター線の話から、だんだん宗教じみた方向に物語が進んだので、びっくりした。何が起こったのかと思ったよ。超越者がゲッターを通じて語りかけるというイメージと、は虫人類の言う「人間とはどこまで行っても愚かな生き物よ。この星でしか生きられぬと言うのに、どこまで破壊すれば気がすむのだ?」というセリフが印象に残りました。

今川監督が、「真ゲッターロボ」に「世界最後の日」という副題をつけた意味が何となくわかったような気がした。人類は、滅亡に向かって進んでいるんだし、あるいは、この作品を下地にゲッターが火星にたどり着くところまで描きたかったんじゃないかと? 出来れば、そっちの方を見たかったと思います。

【追記】
歌詞の中の「風がうなる大地から、遠い星を見上げている。この青い地球に明日はあるか?」というセリフが印象に残るんだけれど、「風がうなる大地」と「遠い星」ってどこだろうね? どっちかが地球でどっちかが火星だろうか? という深読みをしたくなりました。