コミック164.「風雲児たち 幕末編」第6巻 みなもと太郎 リイド社SPコミックス
少し前に、下田までドライブしたことがあって、江戸からずいぶん遠い場所に開港したんだなあ、としみじみ思ったことがあった。横浜からでさえ、車で何時間もかかるというのに、こんな場所に港を置いてどうするんだろう? と思ったんだけれど、その経験がある分だけ、佐久間象山の「下田はダメだ!」という訴えがよく伝わった。
西へ追いやればいいと言うものでもなく、「敵は遠ざけるよりも監視の行き届く手元に置くのが寛容でござる」という論調ももっともだと思えた。にもかかわらず、わかってもらえる人がなかなかいないというのが、辛いところ。
自分としても下田までドライブしたのがいい経験になった。自分で運転していってみたからこそ、地理的にどのくらいの距離があるのかわかる。どんな場所なのかどんな地形なのか、実際に見てきた分だけ、大体わかるからね。旅って大事なんだなあ、としみじみと思った。
- 作者: みなもと太郎
- 出版社/メーカー: リイド社
- 発売日: 2005/04/26
- メディア: コミック
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