「白鳥異伝」下巻 荻原規子

小説・一般45.「白鳥異伝」下巻　荻原規子　徳間文庫

面白かった。幼なじみとして育った二人が、別れて、すれ違って、殺そうとして追いかけて、再会して、また別れて・・・とまあ、どこまで行くのか波瀾万丈の展開で、ぐいぐい引っ張っていってくれました。これだけの想いをしたんだから、絶対にいつか結ばれて欲しい・・・と、期待させつつ、はらはらどきどきで楽しませてもらいました。

主人公二人の他に、脇役のくせにやけに存在感のあった菅流がめちゃかっこよくて、場面場面で、めちゃ美味しいところを取っていくなあ、と思えたことも、読書していて、幸せな瞬間でした。よかったです。お薦めの作品。

白鳥異伝　下 (徳間文庫)