ネタバレ全開で行くけど、ラストシーンに感動しました。
いや、いいのか? だって、帝の娘だぞ? と、誰しも思ったことだろうし、本人だって、そう思って、あきらめていたものを。「鈴はどうしたい?」「行きたい」「じゃ、決まりだ」とばかりに、馬に乗せてかっさらって行ってしまう阿高がめちゃすてきで、それを「そうしたいんだったら、仕方ないよなあ」とばかりに見ている仲間たちがめちゃよかった。武蔵の男たちは、みんなすてきで、かっこいいんだわ。
姫君を連れ出す馬に乗った王子さま。これを定番でやられると、にやにや笑いが止まりませんです。いや、面白かった。楽しませてもらいました。
- 作者: 荻原規子
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2010/08/06
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