星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「薄紅天女」下巻 荻原規子

小説・一般49.「薄紅天女」下巻 荻原規子 徳間文庫

ネタバレ全開で行くけど、ラストシーンに感動しました。

いや、いいのか? だって、帝の娘だぞ? と、誰しも思ったことだろうし、本人だって、そう思って、あきらめていたものを。「鈴はどうしたい?」「行きたい」「じゃ、決まりだ」とばかりに、馬に乗せてかっさらって行ってしまう阿高がめちゃすてきで、それを「そうしたいんだったら、仕方ないよなあ」とばかりに見ている仲間たちがめちゃよかった。武蔵の男たちは、みんなすてきで、かっこいいんだわ。

姫君を連れ出す馬に乗った王子さま。これを定番でやられると、にやにや笑いが止まりませんです。いや、面白かった。楽しませてもらいました。

薄紅天女 下 (徳間文庫)

薄紅天女 下 (徳間文庫)