基本的に何が言いたいのかよくわからない、薄気味の悪い描写が続くので、読んでいて、あんまり気持ちよくない。読み終えても、どこか後味の悪い本だった。いしいしんじのファンタジーは気に入っていたはずなんだけれど、最近の作品「ポーの話」「白の鳥と黒の鳥」あたりから、だんだん意味不明になってきたように思う。初期の作品(「クーツェ」や「プラネタリウム」あたり)なら好きだったんだけれど・・・。

- 作者: いしいしんじ
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2010/11/05
- メディア: 文庫
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