星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「光車よ、まわれ!」 天沢退二郎

小説・一般6.「光車よ、まわれ!」 天沢退二郎 ピュアフル文庫

タイトルが有名だから、読んでみようと買ったのに、長いこと、積んでました。

冒頭から全開で物語が動き、不審な動きを見せるクラスメイトや先生、町中で起こる怪異。工場での対決。下水道を利用した抜け道。水たまりから異世界へ。などなど、子供が喜びそうな展開が満載。良質な児童文学ファンタジーという感じがしました。

これこそ、子供の頃に読みたかったなあ。と思うけど、不気味と言えば不気味な展開が続くので、子供の頃に読んでいたら、トラウマになっていたかも知れない。落ちが秀逸でちょっとびっくりした。これですべてが解決になったわけじゃないのか。そう言うセンスもなかなかいいなあ。と思った。面白かったです。

光車よ、まわれ! (ピュアフル文庫)

光車よ、まわれ! (ピュアフル文庫)