星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「Fate/Zero」第19話

第19話「正義の在処」

前回に引き続き、切嗣の過去編だけど・・・。なんつーか、こう、なんじゃこりゃ? 状態で、こんなつまんない話が切嗣の壮絶な過去と言われて、こんなもので感動できるか!! 音楽で盛り上げればいいってもんじゃないんだよ!! というのが、正直な感想。

はっきり言って、安っぽい同人誌。今時、同人誌だって、もっとまっとうなドラマを作るわ! と思って、なんだか情けなくなってくる・・・。

たぶん、ナタリアのキャラクターと切嗣のキャラクターがぜんぜんかみ合っていないんだと思う。

ゾンビ満載の世界がものすごくちゃちく見えて、子供だましというか、まんがまんがした現実離れした話に見えるのに、その世界で、人殺しがどうこうという深刻なテーマをやられても、全然リアルな物語に見えない。

セイバーの前で、「戦場には地獄しかない」と、あれだけ壮絶な啖呵を切ったからには、どれほどの地獄を見てきたんだろう? と勝手に想像をふくらませていただけに、こんな変な物語を見せられて、それで納得しろと言われても無理です・・・。あんなむごい殺され方をしたランサーが、殺され損のような気がして、なんだか思いっきりがっかりした。

こんな変な過去よりも、個人的によほど見たかったのは、切嗣とアイリスフィールが、いつ、どうやって知り合って、愛し合うようになっていったのか、アイリの存在は切嗣にとってどういうものだったのか、そっちだったように思う。

過去編があると言うから、てっきりそれが描かれるものだと思っていたのに、なかったから、かなり残念でした。いや、むしろ、下手に変な過去を描かれるぐらいなら、そういうのはこちらの想像に任せてくれた方が、よほどいいのかもしれないけどね。

とりあえず、次回こそは、本編に戻ると思うので、楽しみにしてます。もう、まともな目では見られないかも知れないけど、仕方がない。次回を待ちます。