小説・一般27.「こんにちはアン」下巻 バッジ・ウィルソン 新潮文庫
トマスさんやハモンドさんのところでせっせと働いている姿には、健気で一生懸命なところに感動できたものの、孤児院でのやりとりは、なんだか全体的にに負のオーラがにじみ出ていて、読んでいてきつかった。これは、やっぱりあのアン・シャーリーではないな、とはっきりと思ったというか。アンはこんなこと言わない、やらない、という思いの方が強く出てきてしまった形。
アン・シャーリーだと思わずに、別の孤児の物語だとして読めば、それなりに面白かったとは思う。
- 作者: バッジウィルソン,Budge Wilson,宇佐川晶子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/06/30
- メディア: 文庫
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