「青また青」「2821コカコーラ」収録。
やっぱり、何度読み直しても「青また青」はよくわからない。どこをどう感動すればいいのか?
「2821コカコーラ」は、今の視点で見ると、「パーム」の延長のようにも見える。世界が一度滅んだあと、生き残った人々の物語だから。
「ぼくらは汚れた存在だが、その時は、小さく砕け散って、やがて生い茂る草木の糧となるだろう」
「ウィング・ビダー、聞こえるか? 遠くで大地が蠢いている。あれはかなたの未来に生まれ出る新しい森が、芽吹き、育ち、押し寄せて来ようとする胎動だ」
「一度は滅びたこの世界。人も土地も荒れ果てたこの世界。我々は手痛い罰を受けた。だがやがて、時が流れ、すべてを変える・・・」
印象に残ったセリフをあえてメモ。このあたりが、感動的だった。
- 作者: 獸木野生
- 出版社/メーカー: 新書館
- 発売日: 2001/01/01
- メディア: 文庫
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