星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「青また青」 獣木野生

コミック26.「青また青」 獣木野生 新書館ウィングス文庫

「青また青」「2821コカコーラ」収録。

やっぱり、何度読み直しても「青また青」はよくわからない。どこをどう感動すればいいのか?

「2821コカコーラ」は、今の視点で見ると、「パーム」の延長のようにも見える。世界が一度滅んだあと、生き残った人々の物語だから。

「ぼくらは汚れた存在だが、その時は、小さく砕け散って、やがて生い茂る草木の糧となるだろう」

「ウィング・ビダー、聞こえるか? 遠くで大地が蠢いている。あれはかなたの未来に生まれ出る新しい森が、芽吹き、育ち、押し寄せて来ようとする胎動だ」

「一度は滅びたこの世界。人も土地も荒れ果てたこの世界。我々は手痛い罰を受けた。だがやがて、時が流れ、すべてを変える・・・」

印象に残ったセリフをあえてメモ。このあたりが、感動的だった。

青また青 ― 獸木野生短篇集 (2) (ウィングス文庫)

青また青 ― 獸木野生短篇集 (2) (ウィングス文庫)