第5話「マリアは騒ぎの張本人」
マリアの生い立ちが描かれる。マリアの母親が、列車の中で出産した後、このままウィーンまで行きます! と頑張ったエピソードが、この母親にしてこの娘有り・・・という感じなのか。と思えた。絶対に譲らない、頑固なところがどこか似ているというか。
藤田淑子さんのマチルダ夫人の演技がなかなか秀逸。こういう老女役も珍しいと思うし、悪役になりきらないところがいい味を出してます。嫌な女ぶりを発揮しているのは、そのメイドのクラリーネの方なんだな。子どもが大事にしているものを大人が強引に取り上げちゃいけない。こういうのは、自分の記憶にもちょっと重なるものがある。
家庭教師を拒否する長女のヘートヴィッヒには、自分こそ、母親の代わり。みたいな感じで、頑張ってきた故なのか。と思わせられるものがあった。けど、彼女については、まだこれから描かれるみたいなので、続きを待ちます。
とりあえず、身の上話と青いリボンで、次女マリアの心はつかんだみたいで。ほかの子どもたちについて、どう語られるのか、今後の展開を楽しみにしてます。