星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「ほしのこえ The voices of a distant star」 大場惑 原作:新海誠

読書35.「ほしのこえ The voices of a distant star」 大場惑 原作:新海誠 メディアファクトリーMF文庫J

原作アニメ版は視聴済み。

アニメを見たときから思っていたが、普通の中学生の女の子が宇宙に上がって、異星人と戦う設定は、ちょっと無茶だろ? という気がするし、小説を読んでいても、その辺の違和感は消えなくて、なんだかなあ。という感じは残るものの・・・。

原作アニメが持っていた、「宇宙から届くメール」の切なさは、十分に表現されていて、これはこれでいいラブストーリーなんじゃないかと思う。

新海作品では、「秒速5センチメートル」でも感じたけど、「遠い人を想う」その気持ちの切なさが、すごくいい味を出していて、小説版でもそのテーマが出ていて、なかなか感動的だった。

やがて、彼は宇宙をめざすことになるし、小説版は、きれいに終わっているので、これはこれで独立した物語として、よかったと思う。

ほしのこえ The voices of a distant star (MF文庫J)

ほしのこえ The voices of a distant star (MF文庫J)