星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「屍鬼」第3巻 小野不由美

読書4.「屍鬼」第3巻 小野不由美 新潮文庫

「罰されるべき流刑地の罪人を殺した者は、殺戮者なの? それとも正義の人なの?」

小野不由美は、「黒祠の島」でも同じテーマを書いていたけど、「罪人を殺すのは、善か悪か?」という話で、「アイ・アム・レジェンド」を読んだ後、なんとなく「屍鬼」を読み直したくなったのは、なんか近いものがあるなあ。と思ったから。

3巻目に入って、屍鬼の正体が明らかになってくるわけだけど、最初にそれに気づいたのが、坊さんじゃなくて医者の方だったというのが面白いな。と思いました。普通、逆になりそうなものじゃん?

屍鬼〈3〉 (新潮文庫)

屍鬼〈3〉 (新潮文庫)