「罰されるべき流刑地の罪人を殺した者は、殺戮者なの? それとも正義の人なの?」
小野不由美は、「黒祠の島」でも同じテーマを書いていたけど、「罪人を殺すのは、善か悪か?」という話で、「アイ・アム・レジェンド」を読んだ後、なんとなく「屍鬼」を読み直したくなったのは、なんか近いものがあるなあ。と思ったから。
3巻目に入って、屍鬼の正体が明らかになってくるわけだけど、最初にそれに気づいたのが、坊さんじゃなくて医者の方だったというのが面白いな。と思いました。普通、逆になりそうなものじゃん?
- 作者: 小野不由美
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2002/02/28
- メディア: 文庫
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