星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「宇宙戦艦ヤマト2199」第26話

第26話「青い星の記憶」

うちの夫に、「旧作ヤマトで一番の名場面と言ったら、どこだと思う?」という話をして、彼が「普通は、みんな七色星団だって言うんじゃないか?」と答えたので、やっぱり、人はそれぞれ感覚が違うんだなあ。と思った。私が一番感動したのは、「生きていたんだね、兄さん!」のあの場面なんだけど・・・。

旧作ヤマトなんて、私が子どもの頃の作品だし、内容のほとんどは忘れてしまったんだけれど、それでもやけにはっきりと覚えているのは、地球と最後の通信をしたときに、天涯孤独の古代くんには通信する相手がいなかったというエピソードで、その話と、最後の兄さんの話がリンクするわけだ。

イスカンダルに辿り着いたとき、死んだと思っていた兄さんが生きていたというのは、再会できたというのは、最高のファンサービスだったんだよ。あの時、一緒に「本当によかったね」と思えたもの・・・。

それで、その兄さんと一緒に地球に帰るのかと思いきや、兄ちゃんはイスカンダルに残るって言うじゃないか。愛する人のそばにいるんだって、それをめでたく見送って、「元気でね、兄さん!」と叫んだ、あれこそが名場面でなくて、なんなのかと・・・。

星の王子さま」のたとえにあるように、その星のどこかで兄さんが生きているんだと思えば、古代くんはもう孤独じゃないのよ。その後の続編は、その感動をぶち壊したわけだけど・・・。

「ヤマト2199」をぎりぎりまで見ていたのは、そのシーンをどうするのか、気になっていたからで、感動も何もぶちこわしにしたじゃないか。兄さんが死んでいただけでなく、「俺は本当はおまえたちと地球に帰りたかった」とメッセージまで残しちゃってさ。女を妊娠させておいて、自分だけ帰りたいとは・・・。

古代守が、やり逃げ未遂男になっちゃって・・・。こんなひどい話はないわ。「ヤマト2199」は、いろんな部分で最低だが、これもひどい話だと思うよ。死んだから未遂になっただけで、生きていたら、やり逃げですか??

という内容を、先日、ツイッターに書いたが、せっかくだから、記念にここにも貼っておく。

・・・エセヤマト、終了。これでようやく宿題が片付いた。という感じ。

なんていうか、もう。あまりにひどくて言葉もない。エセヤマトの分際で、えらそうに、昔のヤマトの曲を使うな!! と、そんな怒りで満ちてますよ。