第29話「妻になる人、母になる人」
とうとう、この時が来たか〜と言う感じで、破綻するイヴォンヌと男爵の関係。別れのシーンで、噴水を使った演出がよかったな。
前話数では、ちょっとイヴォンヌ姫を悪く描きすぎじゃないか?? という感じがしたんだけれど、今回は、その反省を受けたのか、男爵に振られていく彼女がどこか、しおらしく、いじらしく見えた。
悪いのは、中途半端な態度をとり続けていた男爵だろうという気がしないでもないんだけどねえ。しかし、この人も、イヴォンヌにつきつけられるまで、自分の気持ちに気づかなかったと言うことなのかも知れない。
男爵とフロイラインマリアは、二人とも、子どもたちの気持ちを最優先で考えるという部分で一致しているのだ。イヴォンヌ姫が、それに気づいて、笑うシーンが印象に残った。自分では、そうはなれないって、やっとわかったというか。
これで、イヴォンヌ様編は、終了か。自分の気持ちを確信した男爵が、次にどう動くのか、ちょっと楽しみだ。次回を待ちます〜。