読書22.「コロボックル物語③ 星からおちた小さな人」 佐藤さとる 講談社文庫
これは、素晴らしかった。もうね、オチャメさん、最強! 最高ですよ。さすがは、せいたかさんとママ先生の娘だ。
一番最初の物語の時もそうだったけど、少年の前に、突然現れる、不思議な言動をする少女。という設定になっているのがいいね。なぞめいた感じが非常に魅力的で、なおかつ、さりげない彼女の活躍が、滞っていた問題を解決する、一番大事な役割を果たす。こういう女性キャラの活躍が見事なんで、男女双方からの支持も得られるんだろうなあ。という感じがする。
この場合、コロボックルが人間の子どもに捕まった!! と言う状況から、どうなるんだろう? 助かるの? 逃げられるの? みんな、ちゃんと見つけてくれる?? という興味でぐいぐい引っ張られて、あっという間に読むことが出来た。その分だけ、彼らの別れが描かれるラストシーンの感動はひとしおでした。
- 作者: 佐藤さとる,村上勉
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/05/13
- メディア: 文庫
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (3件) を見る