星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「コロボックル物語③ 星からおちた小さな人」 佐藤さとる

読書22.「コロボックル物語③ 星からおちた小さな人」 佐藤さとる 講談社文庫

これは、素晴らしかった。もうね、オチャメさん、最強! 最高ですよ。さすがは、せいたかさんとママ先生の娘だ。

一番最初の物語の時もそうだったけど、少年の前に、突然現れる、不思議な言動をする少女。という設定になっているのがいいね。なぞめいた感じが非常に魅力的で、なおかつ、さりげない彼女の活躍が、滞っていた問題を解決する、一番大事な役割を果たす。こういう女性キャラの活躍が見事なんで、男女双方からの支持も得られるんだろうなあ。という感じがする。

この場合、コロボックルが人間の子どもに捕まった!! と言う状況から、どうなるんだろう? 助かるの? 逃げられるの? みんな、ちゃんと見つけてくれる?? という興味でぐいぐい引っ張られて、あっという間に読むことが出来た。その分だけ、彼らの別れが描かれるラストシーンの感動はひとしおでした。

コロボックル物語3 星からおちた小さな人 (講談社文庫)

コロボックル物語3 星からおちた小さな人 (講談社文庫)