星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「ピンポン THE ANIMATION」第1話

第1話「風の音がジャマをしている」

原作は未読。だけど、10年前に実写映画版を見て、それが素晴らしかったという記憶が残ってます。

さすがに見たのが10年前だと、内容はほとんど忘れていたんだけれど、ペコやスマイルの名前だけは覚えていたので、なんか懐かしいなあ。と思いました。

原作に忠実だという絵の問題に関しては、まあ、慣れるしかないでしょ。という感じですけど、お話に関しては、十分に面白かった。

自信過剰のペコと、ペコと幼なじみ故に自信喪失気味のスマイルと、ただ、才能があるのは実はスマイルの方なんだと、なにげに見抜いている先生やチャイナの存在。そう言う関係性が面白い。劣等感は人間の可能性を潰します。それはもうしみじみと感じるもので・・・。

あと、日中の江ノ電の車両に、二人しか乗ってないという、その描写がすごいと思って、印象に残りました。江ノ電って、いつ行っても混んでいる印象だったので、こんなガラガラに空いているなんてあり得ないでしょ? にもかかわらず、あえて、江ノ電に二人しか乗ってない描写にしてあるのが演出なんだろうなあと思って、感心してました。あるいは、もともとのコミックがそうなのかも知れないんだけど。ここは、二人の世界、二人だけの電車・・・という感じで、他のモブキャラを一切排除してしまうと言う・・・。

とりあえず、次回を待ちます。

【参考】実写映画版・予告編