読書31.「モンテ・クリスト伯」第2巻 アレクサンドル・デュマ 岩波文庫
今年の5月に3巻目に入ったところで、読書が止まってしまったので、2巻目半ばのフランツ&アルベール登場シーンから読み直し。途中からの再読なので、1冊読了としてカウントするのは迷うんだけど、とりあえず、記録。
フランツとアルベールを中心に物語を見ていくと、フランツは賢いのに、アルベールはお馬鹿。という二人の対比が出過ぎていて、作者の悪意を感じる。まあ、これから復讐の対象となるアルベールを賢く描くわけにはいかないから、代わりに状況を説明する役として、妙にいろんなことに鋭いフランツが用意されているんだろうなあ。という感じはするけど。
しかし、これだけ賢いフランツが、よくもまあ、こんなお馬鹿なアルベールと友だちをやっていられると思って、ふしぎ。それとも、これはこれで、こんなアルベールにも、いいところがあるのだろうか??