星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「モンテ・クリスト伯」第4巻 アレクサンドル・デュマ

読書33.「モンテ・クリスト伯」第4巻 アレクサンドル・デュマ 岩波文庫

「ああ、あのやさしい母を悲しがらせないためでしたら、父と仲違いしてもかまいません」

アルベールのこの一言に、伯爵が動揺したところが印象に残りました。アルベールは自分を陥れた仇敵の息子かもしれないけど、同時に心から愛していた人の息子でもあるわけで、エドモン・ダンテスとしては、単純に嫌いにはなれないよね。